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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻13号

2003年12月発行

今月の主題 肺炎

よくみられる呼吸器感染症の診断と治療

肺膿瘍

著者: 坂本晋1 中田紘一郎2

所属機関: 1虎の門病院呼吸器科 2東邦大学医学部呼吸器内科

ページ範囲:P.2058 - P.2060

文献概要

ポイント

・肺膿瘍の発症には口腔内の嫌気性菌が関与している.

・喀痰から嫌気性菌が検出されても肺膿瘍の起炎菌としての意義は少ない.

・肺膿瘍の起炎菌決定には口腔内の常在菌の混入を避ける必要があり,病巣穿刺,TTA,気管支鏡,胸水穿刺などで検体を採取する.

・原発性肺膿瘍の起炎菌は嫌気性菌と好気性菌の混合感染が多いことから,両者に対して有効な薬剤を選択する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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