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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻13号

2003年12月発行

文献概要

今月の主題 肺炎 よくみられる呼吸器感染症の診断と治療

輸入呼吸器感染症の診断と治療

著者: 亀井克彦1

所属機関: 1千葉大学真菌医学研究センター

ページ範囲:P.2082 - P.2085

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ポイント

・輸入呼吸器感染症のなかでは,真菌症が重要な役割を演じているが,これらの輸入真菌症はコクシジオイデス症をはじめとして,一般の真菌症に比べて病原性・感染力が強い.

・輸入真菌症の診断では,流行地への訪問・滞在歴の確認が不可欠である.わずか数時間の訪問でも,あるいは30年前の滞在でも無視できない.

・培養検査は重要だが,感染事故が起きる可能性があるため,検査室との綿密な連携(情報提供など)が必要である.

・コクシジオイデス症,ヒストプラズマ症などでは,全身播種型の予後はきわめて不良である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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