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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻13号

2003年12月発行

文献概要

輸血のきほん(1)【新連載】

輸血の基本―新しい血液法の実施をふまえて

著者: 比留間潔1

所属機関: 1東京都立駒込病院輸血・細胞治療科

ページ範囲:P.2122 - P.2126

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はじめに

 血液製剤は,他の治療材料と異なり次の点が特徴的である.第一に,献血者のボランティア精神に基づいていただいた貴重な人体の一部であるという点である.第二に,人体の細胞や体液の一部であるから,免疫性の副作用や感染性の副作用が皆無にならないという点である.したがって,血液製剤は他の治療材料以上に慎重に使用し,とりわけ適正使用に努めなければならない.

 連載企画の初めにあたり,輸血療法を行う際に知っておくべき基本的事項をまとめる.また,2003年7月に「安全な血液製剤の安定供給等の確保に関する法律」(血液法),および改正「薬事法」が実施された.これらは新しい血液事業や輸血の根拠になる法律である.このなかで,医師にとって知らなければならない重要事項を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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