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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻13号

2003年12月発行

文献概要

新薬情報(35)

安息香酸リザトリプタン(マクサルト®錠10mg,マクサルトRPD®錠10mg)

著者: 越前宏俊1

所属機関: 1明治薬科大学薬物治療学

ページ範囲:P.2144 - P.2146

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適応■(国際頭痛学会の診断基準に合致する)片頭痛の発作治療.予防治療には適応となっていない.

用法・用量■通常,リザトリプタンとして1回10mgを片頭痛発作時に経口投与する.効果が不十分な場合には,投与後2時間以上経てば追加投与は可能であるが,1日総投与量は20mg以内とする.口腔内崩壊錠(RPD錠)は,口腔内で速やかに溶解するが,口腔粘膜から吸収されるわけではないので,唾液または水で飲み込むよう指導する必要がある.また,口腔内崩壊錠は吸湿性があるため,使用直前まで外袋を開封しないよう指導する必要もある.さらに,他のトリプタン製剤と同様に,本薬は血管収縮作用を有するため,虚血性心疾患(異型狭心症を含む),脳血管障害,間歇性跛行などの末梢循環障害を合併する患者や,他のセトロニン5-HT受容体作動薬を服用中の患者では,投与は禁忌である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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