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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻2号

2003年02月発行

今月の主題 臓器感染と抗菌薬のえらび方

皮膚・軟部組織・骨感染と抗菌薬のえらび方

ブドウ球菌菌血症と椎骨感染の治療

著者: 小林久里子1 小山茂1

所属機関: 1都立広尾病院内科

ページ範囲:P.290 - P.293

文献概要

ポイント

 ・ブドウ球菌菌血症の初感染巣は,カテーテルなどの体内異物や重症皮膚感染が多い.

 ・二次感染巣として代表的なものは,心内膜炎,骨髄炎などである.

 ・発熱患者で腰痛を伴う場合には椎骨感染の存在を疑う.

 ・化膿性脊椎炎の画像診断はMRIが有効であり,単純X線より早期診断が可能である.

 ・治療薬は,黄色ブドウ球菌ならペニシリン系・セフェム系抗菌薬だが,コアグラーゼ陰性ブドウ球菌には塩酸バンコマイシンが第一選択である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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