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今月の主題 臓器感染と抗菌薬のえらび方 皮膚・軟部組織・骨感染と抗菌薬のえらび方
ブドウ球菌菌血症と椎骨感染の治療
著者: 小林久里子1 小山茂1
所属機関: 1都立広尾病院内科
ページ範囲:P.290 - P.293
文献購入ページに移動・ブドウ球菌菌血症の初感染巣は,カテーテルなどの体内異物や重症皮膚感染が多い.
・二次感染巣として代表的なものは,心内膜炎,骨髄炎などである.
・発熱患者で腰痛を伴う場合には椎骨感染の存在を疑う.
・化膿性脊椎炎の画像診断はMRIが有効であり,単純X線より早期診断が可能である.
・治療薬は,黄色ブドウ球菌ならペニシリン系・セフェム系抗菌薬だが,コアグラーゼ陰性ブドウ球菌には塩酸バンコマイシンが第一選択である.
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