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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻2号

2003年02月発行

文献概要

今月の主題 臓器感染と抗菌薬のえらび方 中枢神経系感染と抗菌薬のえらび方

急性髄膜炎と抗菌薬のえらび方

著者: 野口善令1

所属機関: 1京都大学医学部附属病院総合診療部

ページ範囲:P.296 - P.299

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ポイント

 ・急性細菌性髄膜炎は,内科的緊急症であり,治療開始の遅れや抗菌薬の選択ミスは予後不良(死亡や重篤な後遺症)につながる.

 ・疫学的情報とグラム染色の結果から原因菌を推定して,抗菌薬を決定・開始する.

 ・培養結果に合わせて抗菌薬を変更・調整する.肺炎球菌は,抗菌薬に対する耐性を考慮に入れる.

 ・殺菌性で,髄液移行が良く,カバーすべき病原菌に対する感受性がある抗菌薬を,血中半減期を考慮して十分量投与する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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