文献詳細
文献概要
今月の主題 臓器感染と抗菌薬のえらび方 中枢神経系感染と抗菌薬のえらび方
急性髄膜炎と抗菌薬のえらび方
著者: 野口善令1
所属機関: 1京都大学医学部附属病院総合診療部
ページ範囲:P.296 - P.299
文献購入ページに移動ポイント
・急性細菌性髄膜炎は,内科的緊急症であり,治療開始の遅れや抗菌薬の選択ミスは予後不良(死亡や重篤な後遺症)につながる.
・疫学的情報とグラム染色の結果から原因菌を推定して,抗菌薬を決定・開始する.
・培養結果に合わせて抗菌薬を変更・調整する.肺炎球菌は,抗菌薬に対する耐性を考慮に入れる.
・殺菌性で,髄液移行が良く,カバーすべき病原菌に対する感受性がある抗菌薬を,血中半減期を考慮して十分量投与する.
・急性細菌性髄膜炎は,内科的緊急症であり,治療開始の遅れや抗菌薬の選択ミスは予後不良(死亡や重篤な後遺症)につながる.
・疫学的情報とグラム染色の結果から原因菌を推定して,抗菌薬を決定・開始する.
・培養結果に合わせて抗菌薬を変更・調整する.肺炎球菌は,抗菌薬に対する耐性を考慮に入れる.
・殺菌性で,髄液移行が良く,カバーすべき病原菌に対する感受性がある抗菌薬を,血中半減期を考慮して十分量投与する.
掲載誌情報