文献詳細
文献概要
今月の主題 糖尿病にどう対処するか 糖尿病をどう管理するか
α-グルコシダーゼ阻害薬
著者: 田中逸1
所属機関: 1順天堂大学医学部内科学・代謝内分泌学
ページ範囲:P.455 - P.457
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・α-グルコシダーゼ阻害薬は,小腸粘膜上皮細胞の刷子縁における糖類分解酵素を阻害する.
・この結果,糖質の消化・吸収が遅延し,食後血糖の上昇が緩やかになる.
・糖尿病患者では食後早期のインスリン分泌が低下しており,食後血糖上昇より遅れてインスリンが緩徐に分泌される.本薬により食後血糖上昇とインスリン上昇のタイミングが接近することにより,インスリンが効果的に作用して食後血糖が改善する.
・本薬は腹満感や放屁などの腹部症状が現れやすいため,本薬の作用,薬効,使用目的,意義を十分説明したうえで開始する必要がある.
・α-グルコシダーゼ阻害薬は,小腸粘膜上皮細胞の刷子縁における糖類分解酵素を阻害する.
・この結果,糖質の消化・吸収が遅延し,食後血糖の上昇が緩やかになる.
・糖尿病患者では食後早期のインスリン分泌が低下しており,食後血糖上昇より遅れてインスリンが緩徐に分泌される.本薬により食後血糖上昇とインスリン上昇のタイミングが接近することにより,インスリンが効果的に作用して食後血糖が改善する.
・本薬は腹満感や放屁などの腹部症状が現れやすいため,本薬の作用,薬効,使用目的,意義を十分説明したうえで開始する必要がある.
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