文献詳細
文献概要
今月の主題 緊急時に画像診断を使いこなす 画像診断の使い方
画像検査の特性
著者: 齊田幸久1
所属機関: 1筑波大学医学専門学群臨床医学系放射線医学
ページ範囲:P.580 - P.582
文献購入ページに移動ポイント
・単純X線撮影は,骨を含めた石灰化や空気の診断に優れている.
・CTでの出血の診断には,非造影の検査が必要である.
・MRIでの血腫の見え方は,時期によって変化する.
・膿瘍内のガスは,消化管や気道との交通,またはガス産生菌感染を示す.
・腸管壁内気腫症が,腹腔内遊離ガスを合併することがある.
緊急時の画像診断には,時間的制約に加えて患者の全身状態による種々の制限がある.その分,適応する画像検査の特性をあらかじめよく承知し,予測される特徴的画像所見に精通しておく必要がある.ここでは,症候からみた各種モダリティの特性と選択,および血腫と膿瘍,ガス像などの画像所見の特徴について概説する.
・単純X線撮影は,骨を含めた石灰化や空気の診断に優れている.
・CTでの出血の診断には,非造影の検査が必要である.
・MRIでの血腫の見え方は,時期によって変化する.
・膿瘍内のガスは,消化管や気道との交通,またはガス産生菌感染を示す.
・腸管壁内気腫症が,腹腔内遊離ガスを合併することがある.
緊急時の画像診断には,時間的制約に加えて患者の全身状態による種々の制限がある.その分,適応する画像検査の特性をあらかじめよく承知し,予測される特徴的画像所見に精通しておく必要がある.ここでは,症候からみた各種モダリティの特性と選択,および血腫と膿瘍,ガス像などの画像所見の特徴について概説する.
掲載誌情報