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文献詳細

雑誌文献

medicina40巻4号

2003年04月発行

文献概要

今月の主題 緊急時に画像診断を使いこなす 画像診断の使い方

画像検査の特性

著者: 齊田幸久1

所属機関: 1筑波大学医学専門学群臨床医学系放射線医学

ページ範囲:P.580 - P.582

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ポイント

・単純X線撮影は,骨を含めた石灰化や空気の診断に優れている.

・CTでの出血の診断には,非造影の検査が必要である.

・MRIでの血腫の見え方は,時期によって変化する.

・膿瘍内のガスは,消化管や気道との交通,またはガス産生菌感染を示す.

・腸管壁内気腫症が,腹腔内遊離ガスを合併することがある.

 緊急時の画像診断には,時間的制約に加えて患者の全身状態による種々の制限がある.その分,適応する画像検査の特性をあらかじめよく承知し,予測される特徴的画像所見に精通しておく必要がある.ここでは,症候からみた各種モダリティの特性と選択,および血腫と膿瘍,ガス像などの画像所見の特徴について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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