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文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 2003 循環器疾患の薬物治療の基本:Overview
不安定狭心症
著者: 吉野秀朗1
所属機関: 1杏林大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1273 - P.1281
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不安定狭心症は,重症から軽症まで幅広い患者層が含まれ,かつ病態の変化はスピードに富む.疾患の病態解明が進み,疾患の全体像が明らになるほどに,この疾患に対処するため,循環器内科医には多岐にわたる検査法と治療法への深い知識と高度な技術が要求される.薬物療法は不安定狭心症の治療の最も基本ではあるが,冠動脈形成術が治療手段の一つとして確立された現在,薬物療法そのものに精通することはもとより,検査・治療を含めた適切な評価と管理の全体のなかで薬物療法の役割を理解せねばならない.そして,個々の症例のもつ重症度と緊急性によって,治療の流れと内容は柔軟に変化されねばならない.
不安定狭心症は,重症から軽症まで幅広い患者層が含まれ,かつ病態の変化はスピードに富む.疾患の病態解明が進み,疾患の全体像が明らになるほどに,この疾患に対処するため,循環器内科医には多岐にわたる検査法と治療法への深い知識と高度な技術が要求される.薬物療法は不安定狭心症の治療の最も基本ではあるが,冠動脈形成術が治療手段の一つとして確立された現在,薬物療法そのものに精通することはもとより,検査・治療を含めた適切な評価と管理の全体のなかで薬物療法の役割を理解せねばならない.そして,個々の症例のもつ重症度と緊急性によって,治療の流れと内容は柔軟に変化されねばならない.
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