文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 2003 循環器疾患の薬物治療の基本:Overview
上室性および心室頻拍
著者: 相澤義房1
所属機関: 1新潟大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1310 - P.1314
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・発作性上室頻拍は日常誰もが遭遇する頻拍である.90%は房室結節性リエントリと房室回帰頻拍で占められ,突如発症して頻拍の停止を求めて来院する.薬剤により100%停止できるが,そのときに抗不整脈薬の作用機序と停止機序を考えながら行うと,リエントリの機序の理解にも役立つ.
・持続性心室頻拍も突如発症し,発症場所は院外がほとんどである.薬物による急激な悪化もありうるので,停止にあたり,心電図や血圧のモニターに加え,除細動器も準備しておく.
・両者とも予防には非薬物治療があることも忘れない.
・発作性上室頻拍は日常誰もが遭遇する頻拍である.90%は房室結節性リエントリと房室回帰頻拍で占められ,突如発症して頻拍の停止を求めて来院する.薬剤により100%停止できるが,そのときに抗不整脈薬の作用機序と停止機序を考えながら行うと,リエントリの機序の理解にも役立つ.
・持続性心室頻拍も突如発症し,発症場所は院外がほとんどである.薬物による急激な悪化もありうるので,停止にあたり,心電図や血圧のモニターに加え,除細動器も準備しておく.
・両者とも予防には非薬物治療があることも忘れない.
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