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今月の主題 循環器薬の使い方 2003 循環器薬の病態に応じた使い方 <β遮断薬>
急性冠症候群における使い方
著者: 佐藤直樹1 高山守正2
所属機関: 1日本医科大学附属病院集中治療室 2日本医科大学附属病院第1内科
ページ範囲:P.1344 - P.1346
文献購入ページに移動・急性冠症候群におけるβ遮断薬の有用性は,胸痛,心筋虚血のコントロールと2次予防に関してはほぼ確立していると考えてよい.
・内因性交感神経刺激作用のない薬剤を選択し,心拍数は60/min台を目標に血圧低下に注意しながら投与する.
・心不全例は急性期にはβ遮断薬の適応はないが,安定期には導入を考慮すべきである.それによりさらなる予後改善が期待しうるからである.
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