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文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 2003 循環器薬の病態に応じた使い方 <抗血小板薬>
安定狭心症,冠血行再建術後における使い方
著者: 林孝浩1
所属機関: 1近畿大学医学部循環器内科
ページ範囲:P.1372 - P.1374
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・安定狭心症例に対するアスピリンは,禁忌でない限り,心臓死を予防し,長期予後を改善する目的で,投与を続けるべきである.
・冠血行再建術後には,亜急性血栓性冠動脈閉塞症を予防するためアスピリンとチクロピジンの併用療法が有効であるが,チクロピジンの副作用には注意を要する.投与期間に関しては,患者および冠動脈の病態を考慮して決定すべきである.
・安定狭心症例に対するアスピリンは,禁忌でない限り,心臓死を予防し,長期予後を改善する目的で,投与を続けるべきである.
・冠血行再建術後には,亜急性血栓性冠動脈閉塞症を予防するためアスピリンとチクロピジンの併用療法が有効であるが,チクロピジンの副作用には注意を要する.投与期間に関しては,患者および冠動脈の病態を考慮して決定すべきである.
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