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文献概要
今月の主題 消化器疾患のエビデンスとエキスパート・オピニオン 食道・胃疾患
上部消化管出血と緊急内視鏡
著者: 小林健二1
所属機関: 1東海大学医学部消化器内科
ページ範囲:P.1502 - P.1505
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・緊急内視鏡検査および内視鏡的止血により,潰瘍からの再出血,緊急手術,死亡率を減らすことができる.
・潰瘍出血の止血に成功した症例に対して経過観察目的に行う再内視鏡検査の有用性は,ランダム化比較試験では示されていないが,高危険群に限って24時間以内に追加治療を行うアプローチは再出血予防に有効であるかもしれない.
・出血を伴わない露出血管の症例では,内視鏡的治療を行わない場合の再出血率が40%以上に及ぶため内視鏡的治療の適応である.
・緊急内視鏡検査および内視鏡的止血により,潰瘍からの再出血,緊急手術,死亡率を減らすことができる.
・潰瘍出血の止血に成功した症例に対して経過観察目的に行う再内視鏡検査の有用性は,ランダム化比較試験では示されていないが,高危険群に限って24時間以内に追加治療を行うアプローチは再出血予防に有効であるかもしれない.
・出血を伴わない露出血管の症例では,内視鏡的治療を行わない場合の再出血率が40%以上に及ぶため内視鏡的治療の適応である.
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