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今月の主題 高血圧診療のエビデンスと個別的治療―主治医の役割とジレンマ 個別降圧療法のために知っておくべき基本情報
2000年以降の大規模介入試験と新しいガイドラインの日常診療への応用
著者: 武田和夫1
所属機関: 1京都府立医科大学腎臓・高血圧内科
ページ範囲:P.9 - P.14
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2000年以降,高血圧治療に関する大規模介入試験は,約13ほど発表されている.これらの成績を受けて,ガイドラインの改訂が次々発表されてきている.なかでもALLHAT試験は薬剤比較のうえでも重要な成績であり,この試験でサイアザイド系利尿薬の評価が大きく変わった.しかし全般的には,高血圧の治療は,基本的にlower is betterの方向を示している.
2000年以降,高血圧治療に関する大規模介入試験は,約13ほど発表されている.これらの成績を受けて,ガイドラインの改訂が次々発表されてきている.なかでもALLHAT試験は薬剤比較のうえでも重要な成績であり,この試験でサイアザイド系利尿薬の評価が大きく変わった.しかし全般的には,高血圧の治療は,基本的にlower is betterの方向を示している.
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