icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina41巻1号

2004年01月発行

文献概要

今月の主題 高血圧診療のエビデンスと個別的治療―主治医の役割とジレンマ 降圧目標を達成するための降圧薬処方 【降圧薬の上手な使い方】

緊急降圧療法が必要な場合の降圧薬の使用法

著者: 冨山博史1 山科章1

所属機関: 1東京医科大学第2内科

ページ範囲:P.74 - P.76

文献購入ページに移動
ポイント

 緊急降圧療法は高血圧性緊急症で適応となることが多い.

 緊急降圧療法には動脈圧モニターが必須である.

 使用される薬剤としてはニカルジピン, ジルチアゼム, ニトロプルシドの使用頻度が高い.

 降圧目標は平均血圧の20~25%程度低下,または拡張期血圧110~100mmHgである.

 急性大動脈解離を除き,目標降圧レベルには時間をかけて実行する(1~2時間以上).

 急激な降圧・過度の降圧はかえって病態を増悪させることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?