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今月の主題 高血圧診療のエビデンスと個別的治療―主治医の役割とジレンマ 降圧目標を達成するための降圧薬処方 【降圧薬の上手な使い方】
緊急降圧療法が必要な場合の降圧薬の使用法
著者: 冨山博史1 山科章1
所属機関: 1東京医科大学第2内科
ページ範囲:P.74 - P.76
文献購入ページに移動緊急降圧療法は高血圧性緊急症で適応となることが多い.
緊急降圧療法には動脈圧モニターが必須である.
使用される薬剤としてはニカルジピン, ジルチアゼム, ニトロプルシドの使用頻度が高い.
降圧目標は平均血圧の20~25%程度低下,または拡張期血圧110~100mmHgである.
急性大動脈解離を除き,目標降圧レベルには時間をかけて実行する(1~2時間以上).
急激な降圧・過度の降圧はかえって病態を増悪させることがある.
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