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今月の主題 肝疾患の疑問に答える―研修医と内科医のために 診断の疑問に答える
肝腫瘍の診断
著者: 池田弘1 金吉俊彦1
所属機関: 1倉敷中央病院消化器内科
ページ範囲:P.1619 - P.1622
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鑑別法の基本は,①超音波像,②造影CT(MRI)による腫瘤のvascularityの評価,③ウイルス性肝炎,肝硬変の有無,である.
日常診療で遭遇する頻度が高い肝腫瘤性病変は囊胞,血管腫,肝細胞癌,転移性肝癌である.
肝細胞癌は90%以上の症例が基礎にウイルス性肝炎,肝硬変を合併しており,これらの疾患の有無が鑑別に重要である.
転移性肝癌は原発巣,組織型によって画像所見が異なってくる.
肝細胞癌と鑑別困難な良性疾患として限局性結節性過形成がある.
鑑別法の基本は,①超音波像,②造影CT(MRI)による腫瘤のvascularityの評価,③ウイルス性肝炎,肝硬変の有無,である.
日常診療で遭遇する頻度が高い肝腫瘤性病変は囊胞,血管腫,肝細胞癌,転移性肝癌である.
肝細胞癌は90%以上の症例が基礎にウイルス性肝炎,肝硬変を合併しており,これらの疾患の有無が鑑別に重要である.
転移性肝癌は原発巣,組織型によって画像所見が異なってくる.
肝細胞癌と鑑別困難な良性疾患として限局性結節性過形成がある.
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