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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻10号

2004年10月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患の疑問に答える―研修医と内科医のために 座談会

肝疾患診療ガイドラインの現状と問題点

著者: 森實敏夫1 銭谷幹男2 柴田実3 上野文昭4

所属機関: 1神奈川歯科大学内科 2東京慈恵会医科大学消化器・肝臓内科 3NTT東日本関東病院消化器内科 4大船中央病院消化器肝臓病センター

ページ範囲:P.1712 - P.1722

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上野 本日は,「肝疾患診療ガイドラインの現状と問題点」というテーマで,ご討論いただきたいと思います.

 昨今日本でも,各種疾患のガイドラインが,国や学会主導で作成されています.しかし,このガイドラインを臨床医が正しく理解して,使いこなせているかというと,問題もあるようです.

 例えば,臨床医のなかには“ガイドライン盲信派”と“ガイドライン嫌悪派”がいて,後者には「ガイドラインに従わないと医療訴訟で負けるのではないか」という不安を感じている人もいます.

 そもそもガイドラインはスタンダードではないので,診療において固執する必要もないし,全面的に依存もできず,もう少しフレキシブルに考えなければいけないはずです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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