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今月の主題 慢性心不全を最近の知見から整理する―病態生理から治療まで 心不全の診断法
自覚症状と身体所見の重要性を再認識する
著者: 室生卓1
所属機関: 1大阪市立大学大学院循環器病態内科学
ページ範囲:P.1820 - P.1823
文献購入ページに移動慢性心不全は日常の些細なことが増悪の引き金となりうる.
うっ血性心不全の問診上,夜間の呼吸困難や咳は重要である.
肺うっ血を示唆する身体所見はⅢ音,頸静脈の怒張,肺野の湿性ラ音である.
慢性心不全ではさまざまな代償機序が働いているため症状や所見がマスクされることがあり注意を要する.
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