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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻11号

2004年11月発行

文献概要

今月の主題 慢性心不全を最近の知見から整理する―病態生理から治療まで 心不全の診断法

心臓超音波の利用法とピットフォール

著者: 神崎秀明1 中谷敏1

所属機関: 1国立循環器病センター内科心臓部門

ページ範囲:P.1837 - P.1841

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ポイント

 前壁や後壁に局所壁運動異常がある場合,左室径短縮率(FS)は左室全体の機能を反映していない.

 心エコー図Simpson法での計測は,カテーテルによる左室造影と比較して左室容積は低めに算出されるが,左室駆出率(EF)はおおむね同じである.

 僧帽弁流入波形の拡張早期波(E波)の減速時間(DcT)の短縮は,左室拡張末期圧(LVEDP)の上昇を反映している.

 中心静脈圧(右房圧)は下大静脈の径と呼吸性変動からある程度推定される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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