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今月の主題 慢性心不全を最近の知見から整理する―病態生理から治療まで 心不全治療に関する具体的対処法 〈薬の使い方〉
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬の使い方
著者: 廣岡慶治1 是恒之宏2
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構大阪医療センター循環器科 2独立行政法人国立病院機構大阪医療センター臨床研究部
ページ範囲:P.1862 - P.1865
文献購入ページに移動ACE阻害薬は慢性心不全治療の基本薬である.
ACE阻害薬は忍容性があれば最大限投与量を増やすのがよい.
長時間作用型ACE阻害薬でも1日2回投与するほうが好ましい.
血圧が低めでも極少量より導入を試みる.
腎機能低下例にはエナラプリルを血清クレアチニン値とカリウム値に注意し,極少量から用いる(肝・腎排泄型のテモカプリルを用いるのも一つの方法).
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