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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻11号

2004年11月発行

今月の主題 慢性心不全を最近の知見から整理する―病態生理から治療まで

心不全治療に関する具体的対処法 〈薬の使い方〉

腎不全合併例での薬物療法のポイント,水分管理

著者: 中西啓太1 鈴木祥司1 飯田啓治1

所属機関: 1筑波記念病院循環器内科

ページ範囲:P.1876 - P.1879

文献概要

ポイント

 心機能,腎機能の評価を行い,病態に合わせたモニタリングを必要とする.

 腎不全を合併した心不全では潜在的溢水があり,治療域が狭く,容易に悪化しやすい.

 慢性期治療ではACE阻害薬は重要な薬剤であるが,腎機能が悪化したり,高カリウム血症を呈する例もあり,その導入には注意を要する.

 急性期治療は腎不全の非合併例に準ずるが,利尿薬やその他の薬剤の反応性が正常例と異なることが多く,用量の調整が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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