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目でみるトレーニング
著者: 井上篤1 中曽一裕2 香川礼香3
所属機関: 1勤医協中央病院代謝内分泌科 2鳥取大学医学部脳神経内科 3さぬき市民病院健診科
ページ範囲:P.1937 - P.1943
文献購入ページに移動症 例:50歳,女性.
既往歴:特記すべきことなし.
併存症:アルコール性肝硬変.
家族歴:妹がBasedow病.
現病歴:アルコール性肝硬変のため,当院の外来で通院加療していたが,2003年8月頃より微熱(36.8℃)と動悸を自覚し,8月19日当院内科を受診した.
初診時現症:眼球結膜に黄疸,眼瞼結膜に貧血あり.頸部には横径5.5cmのびまん性,弾性硬の甲状腺腫が触れるが,圧痛はなし.心肺異常なし.腹部は平坦,軟で自発痛,圧痛なし.肝性脳症認めず.下肢に軽度の浮腫(pitting-edema)を認めた.その他,神経学的に異常所見なし.
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