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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻13号

2004年12月発行

文献概要

今月の主題 ミネラルと骨代謝異常と骨粗鬆症 ミネラル代謝異常 【ミネラル代謝異常の診断と治療】

高カルシウム血症へのアプローチ―病態と鑑別診断

著者: 栗若里佳1 井上大輔1

所属機関: 1徳島大学大学院医学研究科生体情報内科学

ページ範囲:P.1978 - P.1980

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ポイント

 血清カルシウム(Ca)濃度は,副甲状腺ホルモン(PTH)および1,25-dihydroxyvitamin D〔1,25(OH)2D〕という主に二つのホルモンにより規定されている.

 高Ca血症のうち,90%以上が原発性副甲状腺機能亢進症(primary hyperparathyroidism:1°HPT)もしくは悪性腫瘍に伴うもの(malignancy-associated hypercalcemia:MAH)である.

 高Ca血症の鑑別診断の際には,同時に尿中Ca排泄量および尿細管Ca排泄率(FECa),血清P濃度,intact PTH,PTHrP-IRMA,血清1,25(OH)2Dなどを測定し,原因疾患を検索する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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