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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻13号

2004年12月発行

文献概要

今月の主題 ミネラルと骨代謝異常と骨粗鬆症 ミネラル代謝異常 【ミネラル代謝異常の診断と治療】

ミネラル代謝異常と尿路結石症

著者: 中山耕之介1

所属機関: 1埼玉医科大学内分泌・糖尿病内科部門

ページ範囲:P.2006 - P.2010

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ポイント

 高カルシウム(Ca)尿症は,尿路結石症のリスクとなる.

 尿路結石発作を繰り返す症例や二次性高Ca尿症の原因疾患患者では,一度は尿中Ca排泄量を評価する.

 高Ca尿症の定義:蓄尿;200mg/日以上あるいは4mg/kg体重/日以上,随時尿;①尿中Ca×血清クレアチニン(Cr)/尿中Cr≧0.13mg/dl GF,②尿中Ca/Cr≧0.3.

 高Ca尿症の多くを占める特発性高Ca尿症の治療は,①腸管吸収亢進型:中性リン酸製剤,②腎型:サイアザイド系利尿薬,③骨塩溶解亢進型:ビスフォスフォネート製剤.

 さまざまな高Ca尿症関連遺伝子が明らかになり,病態の理解も進みつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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