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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻13号

2004年12月発行

文献概要

今月の主題 ミネラルと骨代謝異常と骨粗鬆症 骨代謝異常 【骨粗鬆症の診断と治療】―骨粗鬆症をどのように治療するか

骨粗鬆症治療におけるSERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)

著者: 太田博明1

所属機関: 1東京女子医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.2041 - P.2044

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ポイント

 選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)とは新しく確立された薬剤で,エストロゲン受容体との結合を介して組織選択的作用を発揮する.

 塩酸ラロキシフェン(RLX)は骨折の既存の有無にかかわらず,ビスフォスフォネート製剤同様,新規椎体骨折の発生を低下させ,椎体変形の高度な重症骨粗鬆症であるSQ3度に限っては非椎体骨折も有意に低下させる.

 RLXの骨吸収抑制作用は骨の代謝状態を制御し,骨組織のターンオーバーを閉経前の状態に戻すことにより発揮されると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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