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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻2号

2004年02月発行

文献概要

今月の主題 腹部疾患をエコーで診る 症候からのアプローチ

腹部腫瘤

著者: 丸山紀史1 松谷正一1 税所宏光1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院腫瘍内科学

ページ範囲:P.195 - P.195

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超音波検査は腹部腫瘤の拾い上げにとどまらず,良悪の鑑別,さらには本法だけで確定診断に至ることも少なくない.また非侵襲的に繰り返し施行可能であることから,病変部の経時的な観察にも役に立つ.このように超音波は,腹部腫瘤の診断において最も重要な検査法の一つといえる.

1. 腫瘤の局在(表1)

 腹部腫瘤の診断では,腹部の全臓器がその対象となる.したがって腫瘤の局在は,由来臓器の判定においてきわめて重要である.例えば腹壁由来の腫瘤である場合や,既存の臓器(動脈瘤,脾腫など)が原因であることもある.詳細は各論に譲るが,より多くの疾患とその所見を理解しておくことが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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