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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻2号

2004年02月発行

文献概要

今月の主題 腹部疾患をエコーで診る 臓器・疾患別アプローチ―ワンポイントレクチャー 〈肝(びまん性)〉

脂肪肝

著者: 篠原正夫1 住野泰清1

所属機関: 1東邦大学医学部消化器内科

ページ範囲:P.201 - P.201

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脂肪肝は,過食や飲酒,糖尿病などさまざまな成因により肝細胞内に中性脂肪が生理的範囲を超えて蓄積した病態で,超音波検査で肝実質エコーの変化を捉えることにより精度の高い診断が得られる唯一のびまん性肝疾患である.


脂肪肝の特徴的超音波所見(図1)

 肝細胞内の脂肪滴と,それを取り囲む組織成分との間には大きな音響インピーダンスの差異が生ずるため,脂肪滴表面は音響学的に強い反射・散乱面となり,さまざまな特徴的超音波所見を呈する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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