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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻2号

2004年02月発行

文献概要

今月の主題 腹部疾患をエコーで診る 臓器・疾患別アプローチ―ワンポイントレクチャー 〈胆囊・胆道系〉

胆管癌(肝内,肝外)

著者: 金田智1

所属機関: 1東京都済生会中央病院放射線科

ページ範囲:P.233 - P.233

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胆管細胞由来の悪性腫瘍である.太い胆管から発生したものは,肝門部癌,総胆管癌など,病変の存在部位により呼び分け,肝内の末梢の胆管細胞由来であれば,胆管細胞癌(cholangiocellure carcinoma)と呼ばれることが多い.

 肝内腫瘤として描出される胆管細胞癌は,比較的境界の鮮明な低エコー腫瘤として描出されることが多い(図1).腫瘤の末梢の胆管が拡張していればより強く疑うことができるが,拡張を伴わないことも多い.CTやMRIでは,転移性腫瘍に類似した造影パターンを呈するが,原発巣を示唆する所見がないことから胆管細胞癌を疑う.確定診断を早くつけるためには,積極的に生検したほうがよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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