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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻2号

2004年02月発行

文献概要

今月の主題 腹部疾患をエコーで診る 臓器・疾患別アプローチ―ワンポイントレクチャー 〈腎(非腫瘤性)〉

hyperechoic medulla

著者: 豊田圭子1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学放射線医学

ページ範囲:P.246 - P.246

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hyperechoic medullaとは,腎髄質高輝度エコー所見のことである.正常では低エコーである各髄質のエコーレベルが上昇し,中心部高エコーと一塊となったように見える.腎の大きさ,皮質厚の大きな変化は認めない.両側腎にみられることが多い.

 その原因として,高尿酸血症,腎髄質石灰化症,低カリウム血症など両側の腎臓を侵すような病態が挙げられる.それぞれの病理は尿酸塩の尿細管内沈着,髄質内石灰沈着,髄質間質の線維化が考えられ,疾患は多岐にわたる(表1).腎髄質石灰化症では,高エコーの後方に音響陰影を伴うこともある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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