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今月の主題 腹部疾患をエコーで診る 臓器・疾患別アプローチ―ワンポイントレクチャー 〈腎(非腫瘤性)〉
多発性囊胞腎
著者: 大杉圭1 大熊潔1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部放射線診断科
ページ範囲:P.248 - P.248
文献購入ページに移動ARPKDは,多くは出産直後より発症し,周産期に死亡することが多い.肝線維症を伴う.病理学的にはネフロンや集合管の拡張による小囊胞が特徴である.超音波上,微小囊胞が多発するため実質エコーレベルが上昇して見える(図1).この中に比較的大きな囊胞が認められると,pepper and salt appearanceないしはstripped appearanceを呈する.
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