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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻2号

2004年02月発行

文献概要

今月の主題 腹部疾患をエコーで診る 臓器・疾患別アプローチ―ワンポイントレクチャー 〈腎(非腫瘤性)〉

多発性囊胞腎

著者: 大杉圭1 大熊潔1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部放射線診断科

ページ範囲:P.248 - P.248

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polycystic diseaseとは両側の腎に囊胞が多発する疾患で,常染色体劣性遺伝であるautosomal recessive polycystic kidney disease(ARPKD),と常染色体優性遺伝であるautosomal dominant polycystic kidney disease(ADPKD),acquired cystic disease of kidney (ACDK),von Hippel-Lindau病,結節性硬化症によるものなどが考えられる.

 ARPKDは,多くは出産直後より発症し,周産期に死亡することが多い.肝線維症を伴う.病理学的にはネフロンや集合管の拡張による小囊胞が特徴である.超音波上,微小囊胞が多発するため実質エコーレベルが上昇して見える(図1).この中に比較的大きな囊胞が認められると,pepper and salt appearanceないしはstripped appearanceを呈する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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