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今月の主題 腹部疾患をエコーで診る 臓器・疾患別アプローチ―ワンポイントレクチャー 〈骨盤内臓器(子宮)〉
子宮内膜症
著者: 佐久間亨1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学放射線医学
ページ範囲:P.287 - P.287
文献購入ページに移動子宮内膜症の初期病変や軽症のものは超音波検査では異常を認めることが少なく,特に子宮,卵巣に腫瘤性病変を形成した際の鑑別に用いられる.
卵巣の内膜症性囊胞は,びまん性均一な淡い内部エコー,あるいは新たな出血や凝血塊による不均一な内部エコーを伴う単房性あるいは多房性の囊胞性腫瘤として描出され,壁がやや厚く,周囲組織との癒着のため不明瞭な辺縁を呈することが多い(図1).
卵巣の内膜症性囊胞は,びまん性均一な淡い内部エコー,あるいは新たな出血や凝血塊による不均一な内部エコーを伴う単房性あるいは多房性の囊胞性腫瘤として描出され,壁がやや厚く,周囲組織との癒着のため不明瞭な辺縁を呈することが多い(図1).
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