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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻2号

2004年02月発行

文献概要

今月の主題 腹部疾患をエコーで診る 最新超音波技術のトピック

造影超音波

著者: 松谷正一1 丸山紀史1 税所宏光1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院腫瘍内科学

ページ範囲:P.298 - P.298

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1. 造影超音波とは?

 生体と音響特性の異なる物質を用い,エコー輝度の増強を図る方法である.微小気泡を用いて,血管内のエコー輝度を上昇させる方法が試みられている.広義には,気泡を含まない液体(陰性造影剤)を消化管などに注入する手法も含まれる.

2. 超音波造影剤とは?

 赤血球以下の大きさの微小気泡を用いる.末梢静脈から注入すると,肺を通過して全身に分布し,血管内エコー輝度の上昇をきたす.レボビスト®は気体として空気を用いる.デフィニティ®などの次世代造影剤では難溶性ガス(フッ化プロパンなど)を用い,リン脂質などの薄膜を有する.気体は血液や肺胞への拡散により消失する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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