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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻2号

2004年02月発行

文献概要

今月の主題 腹部疾患をエコーで診る 最新超音波技術のトピック

超音波内視鏡

著者: 山中桓夫1

所属機関: 1小山中央医院

ページ範囲:P.304 - P.305

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1. 超音波内視鏡とは

 超音波内視鏡(ultrasonic endoscope)は,内視鏡下超音波検査(endoscopic ultrasonography:EUS)を行うための臨床機器である.EUSとは,内視鏡を用いて超音波探触子を目的部に誘導し,当該部の超音波断層像を得,その評価を行う臨床検査法である.最近では,超音波内視鏡の能力を活かして,局所の穿刺操作を可能にした穿刺用超音波内視鏡も登場し,治療にも応用されている.

2. 主な機種と特徴

1) 通常型超音波内視鏡

 ①機械式ラジアル走査型超音波内視鏡:内視鏡軸を中心に360度の断層像を得る.上部消化管用,下部消化管用などの専用機が開発されている.

 ②電子リニア(またはコンベックス)走査型超音波内視鏡:内視鏡軸方向に画像が得られる.内視鏡走査に若干の習熟を要するが,画像は鮮明であり,ドプラ機能が利用できる.また,穿刺機器への応用にも適している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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