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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻2号

2004年02月発行

文献概要

今月の主題 腹部疾患をエコーで診る column 臓器抽出のコツ

腹腔内リンパ節

著者: 石田秀明1 小松田智也1 古川佳代子1

所属機関: 1秋田赤十字病院超音波センター

ページ範囲:P.220 - P.220

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 腫大した腹腔内リンパ節描出のコツは,①(腹腔内リンパ節は位置が決まっているため)リンパ節周囲の腹腔内臓器全体を系統立てて描出すること,②視野(画像)内のリンパ節をリンパ節として認識できる目を養うこと,に尽きる.具体的には,慢性肝炎患者を対象にした,膵頭部近傍の8番のリンパ節(図1)の拾い上げトレーニングがこの目的に最適である.以下にチェックポイントを述べる.

 (1) 膵頭部を囲む胃十二指腸は経時的にその形態を変え,内容物の流れも超音波で詳細に観察可能である.まず,この胃十二指腸をリンパ節と誤診しないように自己訓練する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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