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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻3号

2004年03月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー診療Update アレルギー疾患の診断と治療

アトピー性皮膚炎治療ガイドライン

著者: 佐伯秀久1 玉置邦彦1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科皮膚科学

ページ範囲:P.366 - P.368

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ポイント

 アトピー性皮膚炎治療ガイドラインの主なものとして,厚生科学研究班が作成したものと日本皮膚科学会が作成したものとがあり,前者は臨床医を広く対象に,後者は皮膚科診療を専門とする医師を対象に書かれている.

 厚生科学研究班のガイドラインでは治療の基本として,①原因・悪化因子の検索と対策,②スキンケア(皮膚機能異常の補正),③薬物療法,の3つの柱を挙げており,これら3点はどれも同等に重要である.

 外用療法では,炎症の抑制にはステロイド外用薬やタクロリムス外用薬を用い,皮膚炎が軽快するに従って保湿剤に変更することを基本とする.ステロイド外用薬の強度は重症度に加え,個々の皮疹の部位と性状および年齢に応じて選択する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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