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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻3号

2004年03月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー診療Update アレルギー治療薬の上手な使い方 アレルギー疾患治療における最近の話題

気管支喘息:小児

著者: 眞弓光文1

所属機関: 1福井大学医学部病態制御医学講座小児科

ページ範囲:P.437 - P.439

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ポイント

【小児気管支喘息薬物治療の基本的な考え方】

 持続型喘息の長期管理においては吸入ステロイド薬が主体となる.

 吸入ステロイド薬は年齢・病型に応じて使用量を一定量にとどめ,必要に応じて併用薬を使用する.

 ロイコトリエン受容体拮抗薬,Th2サイトカイン阻害薬,テオフィリン徐放薬,長時間作用性β2刺激薬などには,吸入ステロイド薬のスペアリング効果が認められる.

 吸入ステロイド薬は剤型により薬理作用の強さが異なる.

 β2刺激薬は急性増悪時のリリーバーであり,むやみに継続使用しない.

 長時間作用性β2刺激薬は,喘息がコントロールされるまでの間,吸入ステロイド薬と併用して用いる薬物であり,単独では使用しない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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