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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻3号

2004年03月発行

連載

目でみるトレーニング

著者: 藤田浩之1 岩崎靖2 本倉徹3

所属機関: 1静岡赤十字病院血液内科 2名古屋大学医学部神経内科 3東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科

ページ範囲:P.521 - P.527

文献概要

問題 364
 
 症 例:54歳,女性.

 主 訴:紫斑・出血斑.

 既往歴:2年前に膀胱癌に対し経尿道的切除術(TUR-B)を施行.その後再発なし.半年前に子宮体癌(stageIII-adeno carcinoma)に対して子宮全摘術を施行.

 現病歴:子宮体癌に対して,CAP療法(シクロフォスファミド・アドリアマイシン・シスプラチン)を3クール施行したが,骨盤内リンパ節の腫大が残存していたため,同所に放射線治療を施行していた.全身に紫斑および出血斑が出現したため,精査・加療目的で緊急入院となった.

 現 症:身長156cm,体重53kg,体温36.2℃,血圧134/80mmHg.結膜に貧血・黄疸なし.四肢・体幹に紫斑・出血斑を認める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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