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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻4号

2004年04月発行

今月の主題 内科コモンプロブレム

めまい

著者: 亀井徹正1

所属機関: 1茅ヶ崎徳洲会総合病院内科

ページ範囲:P.598 - P.601

文献概要

ポイント

 めまいは病歴から4つの型に分類される.回転型,失神型,動揺型,および非特異的めまいである.めまいの病巣診断,原因診断にも病歴が非常に有用である.

 まず最初に行うべきは,危険なめまいを見分けることで,失神型めまいのうち心原性のもの,回転型めまいのうち脳血管障害がそれにあたる.

 回転型めまいでは,頭位変換試験が良性発作性頭位めまいの診断に有用であり,失神型のうち頻度の高い起立性低血圧,血管迷走神経反射の診断には起立試験がスクリーニングとして用いられる.

 動揺型めまいでは家族歴,アルコール歴,薬剤歴と神経学的所見が重要である.非特異的めまいでは精神科的疾患の可能性を念頭に置く.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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