文献詳細
文献概要
今月の主題 内科コモンプロブレム
嗄声
著者: 佐藤公則1
所属機関: 1久留米大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
ページ範囲:P.624 - P.626
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嗄声の原因で最も頻度が高いのは,咽喉頭炎である.
咽頭痛,嚥下痛,嚥下困難,息苦しさなどの随伴症状が強く,ふくみ声を伴った嗄声は,咽喉頭の重篤な炎症性疾患(急性喉頭蓋炎など)の可能性がある.
2週間以上の消炎治療で改善しない粗そう性嗄声は,声帯の器質的病変を疑う.
40歳以上の特に男性で,2週間以上の粗そう性嗄声が続く場合は喉頭癌も疑う.
気息性嗄声をきたす声帯麻痺では,喉頭外の他臓器疾患の存在を疑う.
嗄声の原因で最も頻度が高いのは,咽喉頭炎である.
咽頭痛,嚥下痛,嚥下困難,息苦しさなどの随伴症状が強く,ふくみ声を伴った嗄声は,咽喉頭の重篤な炎症性疾患(急性喉頭蓋炎など)の可能性がある.
2週間以上の消炎治療で改善しない粗そう性嗄声は,声帯の器質的病変を疑う.
40歳以上の特に男性で,2週間以上の粗そう性嗄声が続く場合は喉頭癌も疑う.
気息性嗄声をきたす声帯麻痺では,喉頭外の他臓器疾患の存在を疑う.
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