icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina41巻4号

2004年04月発行

今月の主題 内科コモンプロブレム

腰痛

著者: 紺野愼一1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部整形外科

ページ範囲:P.665 - P.669

文献概要

ポイント

 腰痛は明らかな原因がなくとも起こりうる.これを非特異的腰痛といい,腰痛全体の70%を占める.非特異的腰痛の90%は6週以内に自然治癒する.

 重篤な脊椎病変の可能性はないかを鑑別するのが重要である.

 画像上の異常所見のみで,それが症状の原因疾患であると断定することはできない.

 膀胱機能障害やサドル麻痺を伴う下肢筋力の低下は馬尾障害の徴候であり,放置すると非可逆的な重症神経障害をきたす.

 腰痛の程度や腰痛によるQOL低下は,心理社会的要因と深く関連している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら