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文献概要
今月の主題 臨床行動に結びつく検査戦略 検査戦略の正しい理解
感度・特異度・尤度比とその正しい利用
著者: 三宅一徳1
所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学
ページ範囲:P.752 - P.754
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診断的検査では,検査固有の診断特性は感度と特異度で示される.
検査の予測値は有病率の影響を受け,検査が用いられる場面により変動する.
有病率が低い対象集団に対する検査では,陽性予測値が低く,偽陽性が多くなる.
疾患の存在診断には特異度の高い検査が,除外診断には感度の高い検査が効率的である.
オッズと尤度比を用いて検査前確率から検査後確率が容易に推定できる.
定量的検査では層別尤度比が検査結果判定に用いられる.
診断的検査では,検査固有の診断特性は感度と特異度で示される.
検査の予測値は有病率の影響を受け,検査が用いられる場面により変動する.
有病率が低い対象集団に対する検査では,陽性予測値が低く,偽陽性が多くなる.
疾患の存在診断には特異度の高い検査が,除外診断には感度の高い検査が効率的である.
オッズと尤度比を用いて検査前確率から検査後確率が容易に推定できる.
定量的検査では層別尤度比が検査結果判定に用いられる.
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