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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻5号

2004年05月発行

文献概要

今月の主題 臨床行動に結びつく検査戦略 よくみる疾患の効果的な臨床検査

糖尿病

著者: 根本茂之1 戸辺一之1 坂本健太郎1 山内敏正1 寺内康夫1 門脇孝1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科糖尿病・代謝内科

ページ範囲:P.791 - P.799

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緊急性の有無

 外来あるいは入院してきた患者で糖尿病を疑ったら,まずは急いで治療を要する病態であるかを判断する必要がある(図1).以下に検査値ごとの対応を示す.

1. 緊急入院が必要

 随時血糖値が350mg/dlを超えるか,尿ケトン体が陽性あるいは±の場合(HbA1cでいうと12%以上)

 基本的にすぐ入院をさせインスリン治療を行う.入院できない場合には外来でインスリン治療〔中間型インスリンを1日2回(朝食前8単位,夕食前4単位程度)〕を開始する.その週は毎日病院に通院させ,血糖値低下と尿ケトン体の陰性化を確認する.1型のこともあるため,抗GAD抗体を測定する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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