文献詳細
文献概要
今月の主題 臨床行動に結びつく検査戦略 よくみる疾患の効果的な臨床検査
消化性潰瘍
著者: 山口康晴1 勝見直也1 高橋信一1
所属機関: 1杏林大学医学部第3内科
ページ範囲:P.815 - P.817
文献購入ページに移動臨床現場において消化性潰瘍を疑うべき患者背景として,次の3点が重要である.
●血液生化学的検査所見における血液ヘモグロビン値の低下,BUN/Cr比上昇,低アブミン血症.
●潰瘍症状として下血,上腹部痛.
●既往歴としてNSAIDsあるいは抗凝固薬などの内服歴,消化性潰瘍の既往.
高齢者,糖尿病患者においては無症状なことも多く注意が必要である.
掲載誌情報