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文献概要
今月の主題 臨床行動に結びつく検査戦略 よくみる疾患の効果的な臨床検査
大腸癌
著者: 小林清典1 五十嵐正広1 勝又伴栄1
所属機関: 1北里大学東病院消化器内科
ページ範囲:P.818 - P.820
文献購入ページに移動大腸癌のスクリーニングに有効な臨床検査は,免疫学的便潜血検査である.進行癌では80~90%で陽性になるが,早期癌での陽性率は低い.
血便などの臨床症状を認めた場合や大腸癌のhigh risk群には,最初から大腸内視鏡検査を行うべきである.
血清CEAなどの腫瘍マーカーは,スクリーニングには不向きであるが,手術や化学療法の効果判定や再発の予測などに有用である.
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