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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻6号

2004年06月発行

文献概要

今月の主題 血栓症の予防と治療 血栓症を診断する

血栓症を血液検査で診断する―血栓形成のマーカー

著者: 尾崎由基男1

所属機関: 1山梨大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.936 - P.938

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ポイント

 血栓は凝固過程と線溶過程のバランスの上に成り立っている.

 血液検査は血栓形成傾向の存在はわかるが,血栓存在の確定診断にはならない.

 生体内の血小板活性化状態の判定には,11-DHTXB2とPF-4の測定などが適している.

 内皮細胞傷害マーカーとして現時点ではトロンボモジュリンが最も良い.

 凝固亢進の分子マーカーとしてはTAT,SFMC,F1+2などが適当である.

 線溶系分子マーカーとしてはD-ダイマー,PICが使用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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