文献詳細
文献概要
今月の主題 血栓症の予防と治療 血栓症を診断する
血栓症を血液検査で診断する―血栓形成のマーカー
著者: 尾崎由基男1
所属機関: 1山梨大学医学部臨床検査医学
ページ範囲:P.936 - P.938
文献購入ページに移動ポイント
血栓は凝固過程と線溶過程のバランスの上に成り立っている.
血液検査は血栓形成傾向の存在はわかるが,血栓存在の確定診断にはならない.
生体内の血小板活性化状態の判定には,11-DHTXB2とPF-4の測定などが適している.
内皮細胞傷害マーカーとして現時点ではトロンボモジュリンが最も良い.
凝固亢進の分子マーカーとしてはTAT,SFMC,F1+2などが適当である.
線溶系分子マーカーとしてはD-ダイマー,PICが使用されている.
血栓は凝固過程と線溶過程のバランスの上に成り立っている.
血液検査は血栓形成傾向の存在はわかるが,血栓存在の確定診断にはならない.
生体内の血小板活性化状態の判定には,11-DHTXB2とPF-4の測定などが適している.
内皮細胞傷害マーカーとして現時点ではトロンボモジュリンが最も良い.
凝固亢進の分子マーカーとしてはTAT,SFMC,F1+2などが適当である.
線溶系分子マーカーとしてはD-ダイマー,PICが使用されている.
掲載誌情報