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今月の主題 血栓症の予防と治療 血栓症を治療する―エビデンスを活かしたアプローチ 【疾患別にみた血栓症の治療と予防】
TTP/HUSの病態と治療
著者: 高松純樹1
所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院輸血部
ページ範囲:P.1006 - P.1008
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TTPは重篤な血小板減少症,溶血性貧血,精神神経学的異常,腎機能障害と発熱の5兆候を特徴とする進行性の致死的な疾患である.
HUSは溶血性貧血,血小板減少,急性腎不全を特徴とした疾患である.
TTPの本態はvWFメタロプロテアーゼ活性の低下であり,後天的なインヒビター例と先天性欠乏例がある.HUSではこの酵素活性の低下はない.
治療の目標はこの酵素活性を十分に発現させること(血漿交換,血漿輸注)である.
TTPは重篤な血小板減少症,溶血性貧血,精神神経学的異常,腎機能障害と発熱の5兆候を特徴とする進行性の致死的な疾患である.
HUSは溶血性貧血,血小板減少,急性腎不全を特徴とした疾患である.
TTPの本態はvWFメタロプロテアーゼ活性の低下であり,後天的なインヒビター例と先天性欠乏例がある.HUSではこの酵素活性の低下はない.
治療の目標はこの酵素活性を十分に発現させること(血漿交換,血漿輸注)である.
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