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文献詳細

雑誌文献

medicina41巻6号

2004年06月発行

今月の主題 血栓症の予防と治療

血栓症診療プラスワン

抗血栓薬の薬物相互作用

著者: 上野和行1

所属機関: 1新潟薬科大学薬学部

ページ範囲:P.1028 - P.1031

文献概要

ポイント

 薬物動態に関する相互作用,特にワルファリンを中心に解説する.

 ワルファリンは光学異性体により薬理効果が異なり,R体よりS体が数倍強い.また代謝酵素も同様で,S体はCYP2C9により,R体はCYP1A2,CYP3A4で代謝される.

 ワルファリンではCYP2C9を介する相互作用が問題であり,ブコローム,アミオダロン,ベンズブロマロン,フルコナゾールなどがあり,血中濃度が約2倍上昇する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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