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今月の主題 臨床医のための呼吸調節と障害 呼吸調節障害の基礎知識
呼吸調節機能の概要
著者: 有田秀穂1
所属機関: 1東邦大学医学部生理学第1講座
ページ範囲:P.1093 - P.1095
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脳全体からみた呼吸制御では,血液ガスの恒常性を維持する自律性換気調節が基本としてあって,そこに呼吸関連行動や上気道反射が一時的に割り込まれる.
睡眠時無呼吸症候群の病態生理では,縫線核セロトニン神経から上気道運動ニューロンへの促通効果が重要である.
呼吸と不安との関連では,脳幹・モノアミン神経系のCO2反応性が注目される.
脳虚血をモニターするあくび中枢が視床下部の室傍核にある.
脳全体からみた呼吸制御では,血液ガスの恒常性を維持する自律性換気調節が基本としてあって,そこに呼吸関連行動や上気道反射が一時的に割り込まれる.
睡眠時無呼吸症候群の病態生理では,縫線核セロトニン神経から上気道運動ニューロンへの促通効果が重要である.
呼吸と不安との関連では,脳幹・モノアミン神経系のCO2反応性が注目される.
脳虚血をモニターするあくび中枢が視床下部の室傍核にある.
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