文献詳細
文献概要
今月の主題 臨床医のための呼吸調節と障害 呼吸不全における呼吸調節
CO2ナルコーシスと酸素療法
著者: 菊池喜博1
所属機関: 1仙台医療センター呼吸器科
ページ範囲:P.1130 - P.1132
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CO2ナルコーシスの発症はpHの値およびその変化速度に関係する.
高濃度酸素吸入時のCO2ナルコーシスの原因は,低酸素換気刺激の消失ではなく,換気血流比不均等の増大による死腔の増加である.
低酸素血症は高炭酸ガス血症に比べ生命に対する危険は遥かに大きい.呼吸不全患者の治療にあたっては,CO2ナルコーシスの危険性より,酸素化を優先させる.
CO2ナルコーシスの発症はpHの値およびその変化速度に関係する.
高濃度酸素吸入時のCO2ナルコーシスの原因は,低酸素換気刺激の消失ではなく,換気血流比不均等の増大による死腔の増加である.
低酸素血症は高炭酸ガス血症に比べ生命に対する危険は遥かに大きい.呼吸不全患者の治療にあたっては,CO2ナルコーシスの危険性より,酸素化を優先させる.
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