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今月の主題 臨床医のための呼吸調節と障害 睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群への一般医のかかわり
著者: 櫻井滋1 高橋進1 笠井良彦2
所属機関: 1岩手医科大学第3内科 2北上済生会病院呼吸器科
ページ範囲:P.1169 - P.1172
文献購入ページに移動本症候群の潜在患者に,適切な医療の機会を与えることができるのは睡眠医療を専門としない一般医である.
本症候群の患者は肥満を呈するとは限らず,診察や簡易検査のみで除外診断することは専門医であってもきわめて困難である.
薬物療法に抵抗する生活習慣病や頻尿,胸やけ,口渇など睡眠時に悪化する症状,抑うつ傾向などに着目し,本症候群の存在を疑うことが重要である.
第一選択である持続陽圧呼吸(CPAP)療法は典型的在宅医療であり,一般医も主体的にかかわることが可能な医療である.
多くの睡眠検査施設が一般医の見学を歓迎しており,検査・診療の実際を知ることが睡眠医療に対する理解を深める早道である.
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